素晴ラシキ友情


 世の中には「恋愛相談」というものが
ありまス。好きで好きでたまらないのでも
この関係を壊したくないから私はいつも
隣で微笑んで居るんだけどココロは張り
裂けそうなの一体私どうしちゃったの
ほら彼を思うと涙も出ちゃうのオラオラオラ、
という例のアレでス。

 んでですね。告白できない?ン?
傷つくのがコワイ?そんなんだったら
恋愛なんてやめちまえコンチクショウと
常に思っているボキが、こないだ遭遇した話をしまス。

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お酒を飲みながら聞いたミクの話は、
ハートから生々しく血が流れているような
かなりエグイもので、彼女が淡々と感情を抑えて
話しているだけにこっちが辛くなってきて思わず
泣いてしまいそうになるものでしタ。
でもでも結局恋愛をしているのは彼女なわけで、
僕じゃないんだからなんともできないわけで。
僕ができるのは、ミクのココロの膿を
出してあげることと、ひとりぼっちじゃないよ
僕がちゃんといるから大丈夫だよと言って
あげること、それとそういうどうしようもない
状況から抜け出す勇気をもたないとダメだよ
と言ってあげるコトだけ。

とまぁそんなことをボソボソ話してあげていたワケですが、
その僕の答えがどうも気に入らなかったらしく、
もう一人の友達であるカコ(そのときはミク、僕、カコ
という構成でしタ)が僕に反論をしはじめましタ。

その概要をざっと述べると、
「友達なんだから、もっと親身に考えて
あげた方がいいのでは?自分で散々考えて
悩んだあげくに友達に相談してきているんだから、
友達である私たちはその状況を冷静に第三者の視点から
考えて、彼女が一番傷つかない方法を提案して
あげるべきではないのか。というかそうするべきだ」
と言うモノ。

なんだそれ。
人は傷ついてナンボだ(恋愛に関して)と
思っているボキにはあまりに理解不能な
その考え方に驚いてしまったわけで。

ではその傷つかない方法を聞こうじゃないかと
思い問いただしてみると、
相手の気持ちを確かめずに、楽しんで
しまえばいいじゃんというビックリする位
いい加減な答えで僕は口をつぐむしか
ありませんでしタ。

バカバカミクは楽しむことができなく
なってるから今こうやって辛いキモチを
喋ってるんじゃないカーとココロで
絶叫しながら、うすら笑いを浮かべて、
「私のアドバイス」というアイマスクを強引に
ミクにかぶせ、ガラスだらけの
アスファルトの上を素足で歩かせようとしている
カコの姿がさっと脳裏に浮かび、背筋が寒くなりましタ。

で、本題に戻るわけですが。
傷から守るのが友情なんでしょか?
友達というのはさんざ傷ついて
ヘロヘロになった後で倒れ込む
暖かい部屋である方がずっと
いいのではないでしょか?

恋愛ちうのは男と女が一対一で
するもんで、そこには余計な口など
挟むべきではないンでス。ハイ。

異性のことでいっぱいいっぱい辛い思い
をするからこそ、次の恋こそは相手を
大事にしようとか色々思うんじゃないデショか。

そこにはなま暖かい友情の入る隙なんて
ないでス。そこに無理矢理首つっこんで
あーだこーだ言いたがるヤツはまとめて
檻にいれてしまうべきで、恋愛に悩むという
特権を持つ人達の邪魔なんかしちゃ
いけねーんだよ。恋愛を邪魔して
ナニが友達だコンチクショウ。

とムカムカ思っている僕投げかけられた
こんな一言。

「もえは色んな男といつも軽快に付き合ってるから、
そういうのわかんないんだよ。
一人でドウしようもなくて、友達に助けを求めちゃう
時もあるんだよ。」

ドッカーーーーーン。

あー左様でございますね男をとっかえひっかえ
して楽しんでいるボキにはそんな高尚な世界は
全くわかんないでございますよエェハイ。

いうわけですっかりバカバカしくなったボキは
とっとと家に帰ってきましタ。
トホホホホ。

恋愛話以外ではすんげぇおもしろトークを
カマしてくれるカコだけに、全くもって
ガックリでしタ。あーあ。

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親切な女友達に囲まれ、
目隠しをはずすことすら許されない素足のミクは
一体どこへ向かうんでしょカ。



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