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イトウ家の小旅行 富良野編 「チームフラワー3人娘富良野に行く!」の巻 3

 ■■ 最終日 ■■

 前日の夜、時間を無駄にしないために、前もって調べてきた

時刻表やガーデンの開園時間などを考慮しつつ、スケジュール

の相談をしたので今日は完璧なはずである。

 

・・・ママちゃんはいろんな可能性を考えて、たくさん調べて

きてくれて、それを事細かに○○線の○時○分に乗った場合は

○○駅に○時○分に到着、でもこれでは時間が早すぎるから×。

○時○分に乗った場合は○○駅は通過してしまうからダメ。

○○線の○時○分に乗った場合は○○駅に○時○分に到着、

この場合ガーデンに1時間くらいしかいられないから×。

と全部教えてくれる。申し訳ないが、あきらかに情報過多である。

 

ずっと一生懸命聞いていたらわけ分からなくなってきたので

「候補から外した方がいいものは除外して考えない?」と提案する。

 

そしてまずは富良野駅までバスで行かずに、旭川まで行くバスに

乗ることに決めたのだ・・・

 

 

 

 

 

 

 

** 大雨で仕方なしに買ったビニール傘。

要らなくなったら捨てればいいと言うのはキライなので

くくりつけて持って帰る **

  

昨日、中富良野までの近道で山を降りたので

「キャスターに草がからまっている」とママちゃん

とってくれた。

「汚れちゃうからいいよ、そのうちとれるよ。」と言ったら

「あんたんチの鍵だからいい」・・・

えええーーーっっ?!うちの鍵でホジホジしてるの?!

 

このキャリーバッグも、電脳時代から

九州、広島、神戸、大阪、京都、静岡、埼玉・・・

ずっと一緒に全国を旅してきたんだよね。

北海道にも来ちゃったね。

電脳をご存知ない方はこちらを♪

 

 

■■ 北海道万歳 ■■

 

 

ホテルのそばのバス停から旭川まで行かれる。

 

旭川からは宗谷線で「永山」まで。

旭川から出ているこのワンマン電車は「比布」というところ

まで行くらしい。そう、あの「ヒップエレキバン」のピップ

なんだとtosieさんが豆知識を披露してくれる。

 以前、ツアーで北海道に来たときに教わったんだそうだ。

 

 

  

 

 

 

くんくんにもぜひ見せたかったので写真に撮る。

なんと、冷房がないのである!!

窓を開けることが出来て、扇風機も1車両に4つある

うち、両サイドの2つしか動いていない。

湿度は低いとはいえ、気温は30度近かったのに。

この、満面の笑みから分かっていただけると思うが、

最高に快適である。

これなら1時間でも乗っていられる。

北海道万歳!関東の冷房地獄の電車に小指の爪のあか

でも煎じて飲ませてくれたらいいのに。

この旅行中、長袖を着て、首にタオルを巻いているのは

冷房除けではなく日焼け防止の為Onlyである。 

  

 

■■ 連携プレー ■■

この日のお昼に、出来ればラーメンを食べたいね、と話していたので、ちょっと時間が早いけれど

永山駅の周辺にラーメン屋さんがないか、駅の人に聞くと、「よし乃」さんがあるという。

「ラーメン屋さんは普通朝はやってないんじゃない?」とママちゃん。駅前にいたタクシーの

運転手さんにもう一度場所を聞いて、何時から開いているかも尋ねた。

「確か11時からだったと思うけど・・・」と話していると、もう一人の運転手さんが

「見てきてあげるよ」といって、タクシーを走らせてくれた!

無線で来るかな、と他の運転手さん達とみんなで笑って待っていたら、結局すぐ

携帯に電話がかかってきて「今日は定休日だそうです。」だと・・・がっくり。

 

親切なタクシーの運転手さん達にお礼を言って、そのうちの1台に乗り、上野ファームまで行ってもらうことに。

Kasumiは未練がましく、「よし乃さんって美味しいんですか?」と聞くと、「美味しい」との答え。

永山には(駅では南永山の方が近い)「ラーメン村」というラーメン好きには大変魅力な場所があるらしく、

(あとで調べたところ、あの、品達の中に入っている旭川さいじょうも店を出していた!)

10:30からやっているお店もあるらしい。だが、ラーメン村まで行っている暇はない。

ここはあきらめて、空港で食べられることを祈る。めざすは上野ファームである!

 

 

 

上野ファーム

開園期間:5月〜9月下旬(冬季休業)

開園時間:10:00AM〜5:00PM 月曜日定休

入園料:大人400円(小学生以下無料)・・・年間パスポート600円もあり

上野ファームは旭川市の外れにあるオープンガーデン。

もともとは米農家だったそうです。その広さは1600坪以上で、英国風をベースにしながらも、

北国の気候、風土にあわせてダイナミックにつくっている「北海道ガーデン」。

ドラマ「風のガーデン」は脚本家の倉本聰さんがこちらの上野砂由紀さん

の庭を見て、お話しするうちにアイディアを思いついたということです。

庭ありきだったんですね。

さて、それではさっそく今回の旅のメイン2をご覧下さい!

 

  ■マザーズガーデン■

上野ファームの中で一番古いエリア。

煉瓦や石が上手に使われていて、ところどころに

石畳の道や小さな小道が。

数え切れないほどさまざまな植物が植えられています。

 

 

上は入り口でお出迎えしてくれたクレマチス。美しい紫でした。

 

 

スモークツリーが風になびいていました。

「ここの方が本当に風のガーデンだね」とママちゃんとtosieさん

 

 

デルフィニウムも自由にのびのびと。

 

  

アルケミラモリスと赤い花たちのコントラストがいいですね

 

 

雨上がりの植物は本当にきれい

 

 

 

 庭のあちこちにベンチや椅子が置かれてあるので、

Kasumiが写真を撮っている間、時々ママちゃんとtosieさん

のんびりと座ってお喋りしていました。

こういう風に一緒に過ごせる姉妹っていいよね。

 

そして、自然の材料を使って作っているこの椅子にもご注目。

このカンパニュラはコッツウォルズの「シシングハースト」

を思い出します♪  

 

 

■水音の聞こえる庭■

大木に囲まれた静かな庭。

あまり派手な花を植えず、和でも洋でも

あるような植栽。岩なども使い

ロックガーデン風になっています。

 

 

 

 シェイドガーデンと呼んでもいいような日陰の

小道にはギボウシやアスチルベが。

 

 

 

  

 

 

 ■パープルウォーク■

 ネペータと宿根サルビアの紫の小道。

上野さんが熱心に庭のお手入れをして

いらっしゃいました。

   

 

 

  

 

 

■バラたち■ 

 「風のガーデン」ではほとんど植わってなかった

バラが、ここではふんだんに植えられて見事に

咲いていました。イングリッシュローズ、ギヨーのバラ、

ハマナスや原種のバラなど、たくさんのバラが

草花たちと一緒にうっとりするような空間を作っていました。

 

  

 

 

 ■サークルボーダー

大きな円が4つのブロックに分けられています。

ここには「アンジェラ」「バレリーナ」

「ラヴェンダードリーム」といったKasumiの庭で

おなじみのバラたちが集合♪

 

  

  

 

 

 

■ロングボーダー■ 

 全長約50mの長い花壇。

高低差もあってリズミカル。

 

ベンチに座ってお喋りしていたご婦人方がいなくなったら

写真を撮ろうかな、と花を見ていたら

「ごめんなさいね、そろそろ行こう。」と言って察してくれた

ように歩いて行かれました。

ここでも、花を愛でる人達の、やさしい気遣いを感じたのです。

 

 

  

 

 

 

 

 

まるで森の中にあるようなこの小屋には

庭道具が入っているのでしょうか?さりげなく

テラコッタのあひるなど置かれていて、とてもキュート。

 

壁に絡まる小さなバラはKasumiの大好きな

「ポールズヒマラヤンムスク」

こんな風に仕立てたかったと思う風景が

てんこ盛りにありました!

  

 

 

 ■ 射的山 ■

マザーズガーデンから続く「射的山」からは丘の上から360度、辺りが見渡せます。

tosieさんと2人で登ってみましたがそんなに高さがあるわけではないので

(この辺りはちょうどすり鉢状の盆地で、遠くの山々に囲まれている感じです。)

 

 

 ■ NAYA cafe ■ 

古い納屋の雰囲気をそのまま生かして改装したステキなカフェでランチをとりました。

上野ファームで作った低農薬のお米や地元の食材を使った軽食やデザートがあります。

こちらはガーデンとは別に、通年営業だそうです。

 

 

せっかくなので、ちょっと待ってでも庭が見える

テラス席にしました。吹く風も心地よく、美味しい食べ物

も更に数倍美味しく感じられるのが魅力です。

 

 

 

  上は野菜一杯のキーマカレー

下はチーズケーキの生クリーム添え

 

お米も野菜もみんな、みんな美味しく、

新鮮なことが一番かもしれないけど、

北海道の土地の素晴らしさを感じました。

ママちゃんの頼んだソフトクリームの底に

敷かれていたコーンフレークが絶品!!

さくさくで、今、作ったかのようでした。

 

 

 

 ■ 「丘のふもとの小さな苗屋」 ■

 

宿根草の苗を中心に、可愛らしい生活小物や服飾雑貨、

農産物が売られています。

 

ママちゃんは苗をたくさんお買い上げ♪

「飛行機ですか?」と聞かれて「はい」と答えたら

段ボールを使って崩れないようにしてくれました。

そういう人(車じゃないのに苗を買う)もたくさんいるってことですねえ!!

 

 

  

 

 

■■ 親切な人々 ■■

さてさて、思う存分庭を楽しみ、そろそろ帰りの時間です。ここから最寄り駅「桜岡」までは徒歩で15分

とあったので、歩くことに。車は数台すれ違ったけれど、人は一人も歩いていない(蛇はいた)道をてくてくと。

大きな道に出たときにさて、右か左か、それともまっすぐか、どっちだろう?道を聞こうにも誰もいないので

角に建っていたお家(イトウさんでした)をピンポンして聞く作戦に。→担当:tosieさん

一方、大きなトラックが通りかかったとき、すかさず地声の大きさを活用して

「駅、どっちー?」と聞く人もあり。→担当:ママちゃん

親切な「イトウさんのおじいちゃん」とトラックの運転手さんに教えてもらい、(結局、右でした)桜岡駅に到着!

 

 

1日に電車の数約10本。

ホームは1番線と2番線があるが、階段を使って渡る

2番線に来る電車はあまりない。

つまり、上下線で分けられているわけではない。

きっと冬に雪が降って階段を登るのが大変だから

手前の1番線に電車が来るようにしてるのかな?

などと勝手に想像する。

 

中富良野や美馬牛と違って、今ひとつ可愛くない桜岡駅

「何が違うんだろう?」と不思議がっていたら、ママちゃん

「JRの駅だからだよ」と言い切る。

民営化大賛成のママちゃんは親方日の丸がキライらしい。

宗谷線、根室本線、石北線、どれもみんなJRなんだけど・・・

 

それはさておき、この駅の周りに乗用車が数台停まっていて、

自転車も3台、転がっていた。(たぶん風で倒れたっぽい)

きっと家から駅まで車で来て、ここへ停めて電車に乗るのだ。

すごい・・・Don't need 駐車場である。

誰も盗まないし、スペースの取り合いにもならないのだ、きっと。

 オールドローズがまるで自生しているかのように咲いていたのが

これまた北海道だなーと思う。

 

  

 

 何度訂正しても「桜岡」を「さくらがおか」と言うママちゃんに、懲りずに何度も「桜岡ね」と言うKasumi

電車でも整理券をとるのだけど、この日、機械が壊れていて整理券が出なかったので、

運転手さんは駅にとまって人が乗るたびに「どこまで行きますか?」と聞いていた。ご苦労様。

旭川駅について改札を出るときに整理券がないので自己申告をするのだ。案の定、

「さくらがおかから」といってお金を払っていたママちゃんの声が後ろで聞こえたけれど、

旭川の駅員さんは細かいことは気にしないようで、問題なく通してくれた。もうKasumiも訂正はしなかった。

 

 

■■ 待望のラーメン ■■

 

 

 

 

搭乗時刻まで50分くらいあったので、旭川空港内にあるラーメン屋さんで

やっとラーメンを食べる。つぼのような入れ物に入った旭川ラーメンという

みそ味のラーメンを注文。美味しいけど、ちょっと味が辛かったかな。

 いつも、自分が食べ終わるとさっさと席を立って会計しようとするママちゃん

だったが、以前Kasumiがそれを注意したことがあるらしく、

Kasumiに怒られるから座っておこう」とママちゃんはじっとしていた。

しかし、tosieさんはもう既にレジに向かっていた。姉妹である。

 

時間もそうないのでトイレに行ったり、少しお土産もみたかろう、と思い、

「自由にしてていいよ、搭乗口で落ち合おう」と言う。

「えっ!」とやや不安そうなママちゃんだったが、こんなに狭い空港で迷子

にはなるまい、と判断し、一人残ったKasumiはもう一度残りのスープを

口に運ぶ。

 

 

 

無事 帰還

 

通常では考えられないようなアクシデントがもれなくついてくるイトウ家の旅行だが、

今回は3日間という短い時間だったこともあり、楽しく無事に3人で羽田へ到着した。

 

今回の北海道旅行で感じたことと言えば、土と木々がくれる涼しさ、ニオイ。

本当の野菜はこんなにも美味しいのだという感動、雄大な土地に住む人々の

心のゆとりと思いやり、礼儀正しさ。南の島のおおらかさとはまた一つ違う

のだけど、せちがらくない、という点では一緒だな、と思う。

 

そして、もう一つ、帰ってきて自分自身の変化について驚いたことがある。

電車の中で老人に席を譲るのは「当然のことだから」と思っていつも譲っていた。

ところが、帰ってきた翌日、電車の中で自分の視界に白髪のおばあちゃんが見えたとき、

「立っているのは不安定だろうから」

と、思って席を譲った。義務感などまるでなかったのは、まる3日間、母達と過ごしていたせいだろう。

以前、もしも周りにぐずぐずしている人がいたら「チッ」と舌打ちしないで、自分のおじいちゃんだと思って、と

書いたことがあるが、まさにそれだ。一緒にいれば喧嘩っぽくもなるが、やはり親は労りたい。

いろんな環境があるとは思いますが、ぜひ皆さんも、親御さんと旅をしてみて下さい。

たくさんの発見と、かけがえのない思い出が残ることと思います。

 

 

この目で見て、耳で聞いたことはすべて自分の糧となる。

だから旅行はやめられない!さぁ、イトウ家の大旅行、次はどこへ行くことやら・・・

 

To be continued

 

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