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イトウ家の大旅行 番外編
イトウ家の小旅行 イギリス編 「ママちゃんイギリスの庭に行く!」の巻 1 2
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パディントン駅にいるパディントン
■■ 都会 ■■
ロンドンは都会である。
郊外でのんびりと頭を空っぽにして過ごしていたので、人も車も多いロンドン市内に戻ってくると
違う国にきてしまったかのようだ。
これは日本でも一緒であろう。箱根とか四国とか大分などの温泉でのんびりと心を休めて
新宿や池袋に帰ってきたら、ゴミが散乱した道や空気の悪さや人の多さで戸惑うだろう。
何しろ人の生きているスピードが違う気がする。
ロンドンのパディントン駅についたとき、Kasumiの脳の奥底に眠っていたNEW YORKモ−ドが動き出す。
「ボヤボヤしてたらダメ」「きょろきょろしない」「周りを見て緊張して歩け」
軽い戦闘態勢に入る。「郷に入れば郷に従え」そこに暮らす人々と同じテンションでいることが大事である。
■■ 晴れ女3人集まる ■■
そういえば、イギリスに来てからと言うもの、雨が一回も降らない。
寒いと困ると思って薄手のセーターや長袖を持ってきていたけれど、
早朝の散歩以外、出番がない。毎日ドピーカンである。
どうやら自分以外の2人も、晴れ女だったらしい。
それが3人集まれば、1日の中に四季があるといわれる
霧の都ロンドンも真夏の青空が続くわけだ。
こんなに暑いのにバラが咲いていないのはおかしいと思ったけれど、
私たちが来た日くらいから暑くなったらしい。
バラがまだ固いつぼみだったのも頷ける。
とにかく、ロンドンの街では人々はみな、キャミソールや短パン、
ビーサン、公園では男子は上半身裸という真夏スタイルであった!
1日中外を出歩いていた私たちは、まるで南の島に行ったかのように日焼けした。
■■ 我らパンツ族 ■■
イギリスに来て、心から感心したのは冷房をほとんどかけていないことだ。
日本では今、クールビズなどといっているが、4月の終わりくらいから電車の中にはクーラーが入るし、
新緑の5月も、もうそろそろ冬支度という11月でも、公共の場所にはほとんどクーラーが回り続ける。
冷房の中にいると関節が痛くなって歩けなくなってしまうKasumiは、常にショールやセーターを
持ち歩いているのだけど、今回、寒さから防ぐためにそれを使ったのは
ヒースローからオックスフォードに向かうバスの中だけだった!
日中は暑くても、朝晩は温度が下がるイギリスだから、我慢できるのかもしれないね、
と話していたが人の便利より、地球環境や「あるがままの自然」を
とても大事にしている人々の住む国だからだと私は思う。
話はちょっとそれるけれど、イギリスは京都議定書発効以降も、2050年には
温暖化物質を60%削減するという目標を国としてしっかり掲げ、渋滞税などの
税制を導入するなど、具体的に上手に目標に向かっていることがすばらしい。
現実にCO2削減も進んでいるという。
肝心の、地球で一番二酸化炭素を吐き出している国は、
自国の産業の発展を理由に離脱した後、どうしているのやら。
とまぁ、こういう話をすると「じゃあ、レンタカーでそういう場所を走るのはどうなんだ?」
と言われそうなので、そのくらいにいしておき、私たちが泊まったホテルの部屋にはみな、冷房がなかった。
部屋にはいると扇風機が置いてあり、それをみてなぜかホッとした。
いろいろ言っても、暑いものは暑いので部屋の中ではTシャツとパンツ一丁である。
何しろ寒いかと思って、パンツは長いものしか持ってきていない。
ホテルの部屋では、まるで自分の家のようにパンツで過ごす。
■■ 地下鉄の話 ■■
ロンドンの地下鉄はSUBWAYではなく、UNDER GRANDという。丸くトンネルを掘って
そこに電車を走らせているので「Tube(チューブ)」という愛称らしい。
当然、電車も丸いので、扉付近では背の高い人は電車のカーブに合わせて背骨をカーブさせて立っている。
何十分も乗るわけでなければ大丈夫だろうが、そんな姿がとても面白い。
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ロンドンのシンボルとも思えるこのダブルデッカーも、 バリヤフリーの1階建てタイプに代わっていっているらしく、 数本のラインを残して近いうち姿を消すらしい。
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余談ですが、タッチパネル式の切符販売機 では「日本語」というボタンを押すと 全部日本語で表記されます。 それでも駅名で切符を買うのではないので 「ゾーン」システムを理解していないと わけわからないかもしれない。 |
** Travel Card ** ロンドンで地下鉄やバスに乗るのならばこのトラベルカード を利用するのが今までは一般的でした。 切符を買ってもいいのだけど、1ゾーン(一区間)£3と とても高いので、一往復以上するのなら利用すべし。 1dayやweekなど種類があるので自分の予定に合わせて購入。 ** Oyster Card ** ロンドン在住の友人あつこさんが教えてくれたのだけど、 このオイスターカードとは日本のSuicaみたいなものらしい。 £5からチャージして、一番安い料金に自動的にしてくれると いうので、1週間とか滞在する人や、またロンドンに来る予定が あるという人はこちらが良いのではと思います。 自分一人ではないので、いろいろ説明するのが面倒で今回は利用 しなかったのだけど、土・日・月と地下鉄に乗りまくったKasumiは 結果的にやっぱりこちらの方がお得でした。 NYも数年前にトークンからメトロカードになったし、 時代は変わるもんだねぇ・・・
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■地下鉄の駅にはこんな風な大きな案内板があるので、 自分のいる駅の名前と乗りたい電車の行きたい駅の名前が わかれば簡単にどこにでも行ける。
地下鉄Mapを何度もみていると、市内の真ん中あたりをぐるりと走る CIRCLE線は東京で言う「山手線」、LANCASTER GATEはCENTRAL線に あるのだが、これはさながら「中央線」。 PADDINGTONのある駅ではJRにも乗れると・・・ そんな風に置き換えてみていると、複雑に思えた地下鉄路線地図も、 そうか、なんだ、簡単じゃん!と思えるから不思議である。
ただ、古いからか、時々電車が来ないことがある。 そういうときは“No Service”と表示される。そうなると、もうその電車に 乗るのはあきらめるしかない。 バスを使うか、他の線の駅まで歩くか、旅行中で時間が限られている場合 は、すばやく予定を変更して次なる計画へ移行することが必要だ。
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ポートベローマーケットへ行く
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ロンドンでの2日目。毎週土曜日に盛大に開かれるポートベローマーケット に行くことにしていた。朝早い方が掘り出し物に出会えるとのことなので、 7時半くらいには地下鉄に乗っていたと思う。(早ッ!) CENTRAL線のNotting hillから行くことに。 駅からの行き方がわかりにくい、といろんなネットの情報にあったのだけど、 Notting hillを降りたらこんなふうな貼り紙がしてあって、親切だった。 地図をみつつ、そんなに迷わずに5.6分ほど歩いてマーケットまで到着。
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■■ なんでもアリありマーケット ■■
最初にお店を連ねるのはアンティークショップ。マーケットのお店はストゥールと呼ぶらしい。
何かピンとくるものがあったら買いたいなと思っていたけれど、カードが使えないの刑
で圧倒的資金難だったため、やす〜〜いものしか買えず、ほとんど見るだけになってしまった。ガックリ・・・
アンティークショップが一通り続いた後、食べ物が現れ、最後にファッション関係の店が連なる。
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40cmくらいのトルソー。 こういうのを部屋に飾ったらかわいいなあと思いつつ、 貧乏なときの合い言葉、「なくても生きていける」を心でつぶやき、 その場を去る。 |
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お茶目なおじさん。 脚がまっすぐで長くてキレイなんだけど・・・
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自炊ができるなら買いたかった! |
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■お花もありましたよ! チューリップ、デルフィニウム、芍薬、スプレーマム、もちろんバラも! すべて大きくしっかりした元気な花たち。 あれだけ豊富な大地だったら花も売るほど咲くだろうよ、と思う。 |
途中、淡いピンクのツルバラが壁のように咲いている建物が。
近くに行ってみるとセシル・ブルナーだった。こんなに見事に咲くなんて!
やっぱりバラってイギリスが住みやすいのかなあ・・・
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■フルーツもみんな新鮮で美味しそう。 フルーツ大王tosieさんも目をキラリと光らせる。 レストランに入るのが面倒で飽きてしまったのと、 みんな旅行も終盤に来て資金難らしく、 「今日のお昼はここでバナナでも買おう」 ということに。 熟れた真っ赤なトマトも買って、その辺の道ばたで食べる。 ここはダンサーの本番楽屋か? なんて健康的なんだろう。 トマトは作りすぎない自然な味で、野菜の青臭さが少し残る 美味しくも懐かしいトマトでした。 |
結局マーケットで買ったのはリボンで作ったお花のモチーフ数種と、バラの絵のカップ&ミルクピッチャー、
そして、インド人のおじさんが売っていたショール3枚。
このショール、ママちゃんが「さぁ、これがあなたにとっての最後のチャンスよ、Come on!」と上手に駆け引き。
おじさん、最後に「あなたは駆け引き上手」とターバンを脱ぐ。(いや、脱がないって。)
ピンクのブルマーみたいな形のバッグや、ピンクのソフト帽も欲しかったけれど、我慢、我慢。
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■帰る頃にはこんな人だかり。早めに来てゆっくり見られて良かった。 このあとバレエの稽古に行く予定にしていたので、そろそろ戻ることに。 |
■■ 二人を残してダンススタジオへ ■■
時間が少しあったので一度ホテルに帰り、小腹が空いたので(やっぱりトマトとバナナじゃ踊れない)
日本から持ってきていた秘蔵のカレーヌードルを食べる。これはいざというときのための命の綱だったのだけど
もう2日後には帰るのだからそろそろよかろう。
家族や知り合いにお土産を買いたいというので、ママちゃんとtosieさんをOxford Street
にある大きなデパートSELFRIDGEに残してダンススタジオに行く。
SELFRIDGEは横浜そごうくらい広い大きなデパート。
「ハロッズよりランクは落ちるけど、まあ、いいわよね」と納得する二人。
誰が決めたんだろう?そのランク付け・・・
スタジオDANCE WORKSはそこから細い道に一本入ったところにあるので、待ち合わせにはちょうど良い。
4年前に友人のあつこさんに連れて行ってもらって何度か稽古したことがあるので行くとすぐに思い出した。
3時のバレエのクラスを受けたいといってレッスンフィー£6を払い、どのスタジオに行けばよいか尋ねる。
日本円にしてビジター2千円もしないのだから、やっぱりいいよね。
余裕を持ってちょっと早めについたので、他のクラスを窓から見て見学したりしていた。
3時近くなっても言われたスタジオの前には誰も来ない。
「おかしいな?」と思って受付でもう一度聞いてみると、今日のそのクラスはキャンセルだという。
早く言ってよ〜!
と悲しくなるが、ここでごねてもないものはないのであきらめて着替えることに。
もちろん払ったお金も言って返してもらうが、どうにも虚しいのでその辺でストレッチだけする。
せっかくやる気満々だったのに、空腹時にごちそうの匂いだけかいだ気分。

ママちゃん達との約束の時間までまだ30分ほどあったので、セルフリッジを見る。
無印良品が入っていて5%OFFになっていた。
シャンプーがもうそろそろなくなりそうだったことを思いだし、良さげなブランドをみつけてハーブのたくさん入ったものを買う。
持っているのは体内時計だけというKasumiの野生の感で、そろそろ時間かなと思い、
待ち合わせ場所のスタジオ前へ戻る。しばらくするとママちゃん達が仲良くやってきた。
顔を見るなり「稽古したわりにはすっきりした顔してないね」
と言われ、なんでわかるのかな、と思いながらいきさつを話す。
そういえば数日前、tosieさんに「Kasumiちゃんは子供みたいにすぐ顔に出るね」と言われたのを思い出す。
「日本からわざわざ来たんです」って言ったら良かったのに、とtosieさんが同情してくれるが、
そういう内輪の事情を話しても「はあ、そうでっかー」てなもんで、ないものはない、しょうがないよ、と言う。
ところでいいお土産は買えたの?と聞くと、二人ともセルフリッジでは高すぎて買う気がしないという。
「まあ、高島屋へ行って高い、高い、というようなものよね。」
と言っているが、「ハロッズよりランクが落ちる」発言をすっかり忘れているようだ。
とにかく何も買わずにハーゲンダッツのアイス一つで、どこかのカフェで2時間以上座っていたらしい。
気の毒なことをしたと思ったので、ハロッズへ一緒に行ってあげることに。
tosieさんは「ベッカムのものを何か」とサッカーをしている孫のタモツからせがまれている。
いろいろ見たけれど、ベッカムのいわゆるタレントグッズみたいなものは何一つなかった。
日本ではあれだけ人気のあったベッカムも、ここ
イングランドでは特別な存在ではないらしい。
チャールズ皇太子と新しい奥様や、ダイアナさん似の王子様のポストカードなどはよく見かけたので
日本と違って、イギリスでは王室の人たちの方がタレントやスポーツ選手よりも人気があるのかな?
それも観光客用のお土産用なんでしょうけれど。
JUBILLE線でGreenParkまで行って、PICCADILLY線に乗り換え、Knightsbrigeまで。
と、その予定が、GreenParkでPICCADRY線が止まってしまっているのを知る。
ううむ・・・急遽予定変更。仕方なくママちゃん達が見たがっていたバッキンガム宮殿を見に行く。
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■■ 近衛兵交代とシャーシャー ■■ 広い広いセントジェームスパークを歩いてやっとたどり着く。 天気がよいせいか、人がすごい。代々木公園のようだった。 勝利の女神が金色に輝くヴィクトリア女王記念碑の前には、渋谷のハチ公前のように人が。宮殿もさすが18世紀の建物、迫力はある。 (門の前には本物のライフルを持った迷彩服の人が立っていて怖かった) でも、なんと言ったらいいのだろう、感動しなかった。 道ばたのデージーにはあんなに感動したのに。 もともと観光スポットにあまり興味がないKasumiだけでなく、ママちゃんやtosieさんも 同じように感じていたようで、「帰ろうか」と言っていたら、 ザッザッザッという行進の音が! 5時になったので近衛兵の交代だったようだ。 たった3人ではあるが、手と足を大きくふって歩くその姿が面白くてカメラのスイッチを入れる。 こういうのは写真よりも動画が面白いかも、と思ってデジカメの動画を撮っていると、 むこうからシャーシャーと音が聞こえてきた。 ママちゃんだ。
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■そのあと、Victoria駅から地下鉄で帰ろうと歩いていると、紅茶のWhittardのSHOPをみつける。
私の好きな紅茶ブランドだ。新作のアイスティーをテイスティング。そして、自分用にモーニングアールグレイ
とアフタヌーンアールグレイ、ピーチ入りグリーンティーのリーフティーを買う。
tosieさんも友人にお土産のティーバッグを買う。
■ママちゃんが「ステーキでも食べない?」というのでVictoria駅の近くで夜ご飯に。
たっぷり野菜が付いてくるのに、別にサラダをオーダー(しかも一人一皿)してしまったので
お肉についてきたサラダをたんまり残す二人。覚えておこう、イギリスのディッシュには
頼まないでも野菜がたっぷり付いてくることを・・・
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緑豊かなHyde Park
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故ダイアナさんが住んでいたケンジントン宮殿があるHyde Park。
滞在していたホテルの目の前だったので日曜日の朝、歩いて入ってみました。
ママちゃん達は予定ではこの日、午前中で回れるツアーなどを申し込もうと言っていたけれど、
結局バスや地下鉄に乗って集合場所まで行ったり、自由に乗り降りできるバス停の場所も
なんだかよくわからないということで、どうでも良くなってしまったらしく、
Kasumiとは別行動でハイドパークを散策。
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■Kasumiもレッスンに行く前に寄り道。 広すぎて結局たどり着けなかった。
ピーターパンの像。 3m近くはあるだろうか。よく見るとピーターパンの足もとには 妖精やうさぎ、リスなどの小動物がたくさん!! NYのセントラルパークにある不思議の国のアリス像もファンタジックで かわいいけれど、これもHit☆
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静かな雰囲気ですがすがしいハイドパーク。 バッキンガム宮殿よりケンジントン宮殿の方が 住みやすそう・・・と外人の平民は勝手に夢想。
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■■ 再びダンススタジオへ ■■
今日こそは・・・あつこさんとも約束をしているので一人、ダンススタジオへ向かう。
今度はたくさん人がいるので大丈夫そうだ。
代行の先生だったけれど、ロシアンスタイルでいつも自分が日本で受けている先生と少し似ていて
受けやすかった。あやとりのようなデブロッペがいかにもワガノワっぽいなと思いつつ
脚の長い人たちの中で、1週間のうちになまった体に酸素を入れていく。
レッスンのあと、予定通り、あつこさんと一緒にリージェンツパークへピクニックへ。
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バラ薔薇ばらのRegent's Park
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■料理上手なあつこさんが朝6時から起きて大勢のお弁当を作ってくれた。 公園で待ち合わせたあつこさんのご友人それぞれが飲み物やフルーツ、甘いものを 持ち寄ってくださり、ツーリストの3人は手ぶらで参加。 前回イギリスへ来たとき、車でシシング・ハーストへ連れて行ってくれた「ゆきちゃん」 にも4年ぶりに再会。久しぶりだし、会うのは2回目なのに、ふつうに話ができて、 くつろげる不思議な人だと思う。 桜のおにぎりやポテト入りの卵焼きなど、一工夫、二工夫もしてある、あつこさんの お弁当にみんなで感動しつつ、美味しくいただく。 ゆきちゃんも「ゴーヤ茶」「減肥茶」「いちじくとライチのジュース」など、重たいのに いろいろ持ってきてくれる。
隣のパーティーではイスラム系の一族が鍋ごともってピクニックに来ていた。 「あの鍋の中身は何だろう?」 みんなで「カレーだと思う」とか「お釜ごとご飯を持ってきているに違いない」 などと興味津々。そのうちカレーのいい匂いがしてきた。 ことわっておくが、ここはロンドンである。
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■■ 満開の薔薇たち ■■
コッツウォルズでは固いつぼみだったバラたちも、ここでは満開。
この4日間のピーカン続きのせいなのか、郊外とロンドン市内では気温が違うのか、
とにかくここにきてやっとバラの香りを堪能できる。
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■一番見事だったのはこの白いつるばら。 名前がわからなかったのは残念。 横の木の茂みの方まで枝を伸ばし、雪が降り積もったような一画を作っていた。
この一番すばらしい(とKasumiは思った)場所に、おじさん達がシートを敷いていた。 何人かわからないけど、おじさん達はイギリス人ではなかったので、 写真を撮るときだけちょっと避けてくれるとか、そういう気はサラサラ無いようで なかなか写真が撮れずに辛抱強く夕方まで待つ。 |
■■ しばし黙ってバラを堪能 ■■
なんて言うバラだろうか?と思って札を見ると「え?これが?」と驚くほど日本で見るのとは
色が違うバラたち。気候や土が違うと、こうも姿が違うとは。
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Cymbaline |
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こんな風にプレートがあるけれども 必ずしもその上に咲いているバラと一致していないことも。 |
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■バラ以外にもボーダーにはブルーのグラデーションで 見事なデルフィニウムが咲いていました。 こんなふうに野性的にのびのびと咲けるなんて、デルフィも うれしいだろうなあ・・・ |
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さよならイギリス
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夢のように過ぎていった1週間。
最終日は午前中にやり残したことを、と思い、コヴェントガーデンに。
tosieさんはジロさんのシャツを探すために一緒に行くことに。ママちゃんはホテルでお留守番。
少しでも時間の節約を、と先にチェックアウトを済ませておいてくれるということになった。
■■ 最後のショッピングはCovent Gardenで ■■
たくさんのSHOPが集まるコヴェントガーデン、オーガニックのアロマオイルやハーブティーなどを
扱っているCulpeperへ。ローズオットーやジャスミンのオイルがものすごく安かったので喜んで購入。
でもよく見ると3%希釈だった。道理で安いわけだ・・・それでも日本で買うよりも安いし品質も良さそうないい香り。
VATのフォームを書いてもらう。£50以上同じ店で購入した場合、空港で手続きをすると旅行者は
あとで税金が17%ほど戻ってくるという面倒くさいけどうれしい制度だけど、なかなか一つの店で£50も
買うことはないから、ブランド品でも買わない限り、あまり恩恵を被ることもない。
「最初からパスポートを見せれば免税で買えるようにしてくれたらいいのにねー」
とtosieさんと二人で勝手なことを言う。
これはきっと、慣れない外国で、そういう面倒な手続きをした者だけが手にできるお小遣いなのだ。
時間もないのでNEAL’S YARDには行かないであきらめることにする。
■■ バレエミーハーなKasumi ■■
← ロイヤルオペラハウスにかかっていた垂れ幕(?)
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■実はこの辺のエリア、バレエをする者にとってはちょっとわくわくな場所なのだった。 ロイヤルオペラハウスがあり、その向かいにはロイヤルバレエスクール、 そして道路を渡ったところには、トウシューズを履くバレリーナの像がある。 |
■■ 大どんでん返しの待つ帰りのヒースロー空港へ ■■
帰りの便もBRITISH AIRWAYS。15:45のBA007便にて成田空港へ。
予定では12:45にターミナル1へと書いてある。
なぜ3時間も前に行かなければならないのか疑問だったけれど、
VATの手続きをしたり、ゆっくりと何か腹ごしらえをしたりする時間もあった方がいいよね、
ということでとりあえず旅行代理店がくれた表に書いてあるとおり、早めに到着する。
チェックインカウンターに行ってチケット引換券とパスポートを出す。
ところが・・・帰ってきた返事に耳を疑う。
tosieさんだけ違う便だと言う。
えっ?!そんなはずは・・・どこでどう間違ってしまったのだろうか?
何とかならないか、とりあえず一度引き上げて、BAのカウンターへ行ってあらためてお願いしてみる。
格安チケットの場合、ふつうは変更はきかない。
だけど、これは私たちが間違えたのではなく、成田のBAで違うチケットに変えられてしまったのだ。
帰りのチケットを確認しなかった私たちも悪いのかもしれないけれど、家族が一緒にチェックインして、
まさか一人だけ違う便に変わってしまっているとは誰も思わないだろう。
ここまで来て、最後にこれか!
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** 注意 **
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しかも、帰りのチケット引換券はこんなふうに小さな字でごちゃごちゃと 数字や英語がたくさん書いてあるので、ここを確認することをいつもやって いる人でないと、パッと見てもなかなか気づかないと思う。 これはKasumiのチケット。「TYO BA0007 M12JUNYFXPX3M」と書いてある。 何かのおまじないのようだ。 これからはおそらくここを見るようになると思うが、個人で旅行される方は 参考までにチェックされるといいと思う。
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■■ ママちゃん大活躍 ■■
こんな時に、コッツウォルズやロンドンでのおおぼけぶりはどこへ行ったのか、演技だったのかと
思うくらいママちゃんの頭が回転しだし、カウンターで何とかしてもらうように、とうとう話をつけた。
これでみんなで一緒に日本へ帰れる!
やれやれとチェックインカウンターに再び荷物を預けて一安心。
Kasumiやママちゃんなら何とか平気そうだけど、tosieさんだけここに残るのはかわいそうすぎる。
“She can't speak English”って言ってたね、というと“not at all”(まったく喋れない)
って言ったのよとママちゃん。
tosieさんは“Same one”も言えるわよ。と笑う。
そんな軽いジョークが飛び出るほど一行には余裕が出てきた。
次はVATのキャッシュバック手続きをするところをみつけなければならない。
ヒースロー第一ターミナルBAではチェックインしたあと、SHOPなどがある方に少し歩いていくと
右手にある。赤い看板でVATなんちゃら、と書いてあるのでわりと見つけやすいと思う。
係の人にスタンプを押してもらい、ポストに入れるのだけど、いったいポストがどこにあるのか?
手紙のようなものがいっぱい入っている透明で大きなものがあったので、
たぶんこれがポストだろうと見当をつけて投げ込む。
完了!これであとは飛行機に乗るだけだ。
15:45出発だからまだ1時間以上ある。お土産でも見て何か食べようとその辺を散策。
結局行かれなかったハロッズもちょっとだけコーナーを出していた。
ここで買えば免税である。
どうせカードも使えないし、CASHもほとんど残っていないのでBLTサンドでも食べて
時間をつぶすことにする。
ここでまた何か虫の知らせというか、野生の感が頭の上でサイレンを鳴らす。
(どうせならもっと早く鳴らしてくれたら良かったんだけど・・・)
ふと、ポシェットの中のボーディングパスを見る。
GATE50 GATE CLOSES 1330
え?・・・
GATE CLOSES 1330
GATE CLOSES 1330 ?!
さぁっと額の上に青い線が入った気がした。
「tosieさん、今、何時?」 「2時半」
1時間も過ぎちゃってるじゃん!!とにかくゲートに行ってみよう。
まだほとんど口を付けていないミルクティーもそこそこにゲートへ向かう。
人生の中で何回か危機はあったけれど、これはレベルいくつくらいの危機だろうか。
案の定、というか、当然、ゲートは静まりかえってポツンとしていた。
そうだよなあ、待ってるわけないよなあ、1時間も。
うーん、と思っていると向こうからパーサーのような人が。
“ You were too late. It has already gone. ”
Gone・・・日本語で言われるよりも響きがショックだなあと思いつつ、どうしたらいいかを聞く。
さっき無理を言って替えてもらったしなぁ、今度はよく見なかった自分が悪いんだしなぁ、と
まだ信じられない気持ちで今度は上の階にあるカウンターへ行く。
替えてもらったときに、すっかり日本で予定していた0007になったと思いこんでいた。
でも私たちが持っていたのは0005便だったのだ!
3時間も前に空港についてたことが仇になったとは。
■■ Thank you Tony! ■■
いくら運のいい私たちでも、今度はそう簡単にはいかないぞ、と覚悟をする。
カウンターの前で順番を待って並んでいると、奥の方で男の人が手を挙げてNEXT(次の人)、
と合図をする。いよいよ運命の時がきた。ママちゃんが切り出す。
黙ってそれまでママちゃんの話を聞いていたその人は私たちの目を見て2,3質問をする。
ママちゃんの一生懸命な説明で気持ちが通じたのか、これに遅れたらもう次はないよ、
といってチケットを発券してくれた。
助かった!3人で顔を見合わせてホッとする。
Thank you Tony! そういって今度はしっかりチケットを自分の目で確認する。
とにかく彼の寛大な処置のおかげで、私たちは再び、3人そろって日本へ帰るチケットを手にすることができた。
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ボーディングパスはとてもシンプル。 乗客に必要なことしか書いていない。 1525とは15:25のことである。 結局これは日本で予約していた便であった。 |
■■ これが日本人 ■■
帰りのフライトは行きよりも短く感じる。実際、追い風のせいなのか、1,2時間ほど速いのだけど。
一つ不運だったのは、0007便の後部座席、
日本人のおじさんおばさんツアー客で埋め尽くされていた!
おそらく会社をリタイアした、時間とお金のある裕福な人たちだと思うのだけど、何しろ、うるさい。
ちょっとくらいうるさくても「まあ、うちにも声の大きい人がいるからお互い様」、と言う感じなの
だけど、ママちゃんは飛行機の中で騒がしくしたりはしない。
せいぜい、ヘッドフォンして映画見てるからつい、自分の声も大きくなってしまっているくらい
で、そんなのはあのツアーの人たちに比べたら、かわいいものだ。
うろうろ立ち歩く、あっちこっちで立ち話をする。そんなのが何十人もいることを想像してください。
途中で何度も飛行機の日よけをあける!
これはもう、決定的に迷惑千万。普段から公共の場でマナーの悪い人が好きではないKasumi、
とうとうぶち切れる。静かにしてください!
と椅子の上に立ち上がって言う。(最後部に座っていた)
こんな台詞を聞くのは小学校の学級会や中学のHRの時間以来じゃなかろうか?
一瞬シーンとなるが、「しぃ〜」などと自分たちでおちゃらけて、金縁のメガネをかけたおばさん達は
悪びれる様子もない。飛行機の中の免税品販売がくると、
ここはバーゲン会場?と思うくらい大にぎわい。
そしておばさんたちは再びうろうろと立ち歩き、井戸端会議をし、日よけを開けるのであった。
ああ、恥ずかしい。これが私の国の人生の先輩の姿。
マナー、気遣い、そういうのをどこに忘れて来てしまったんだろう?
成田が近づくとみな、いっせいに今回の旅行のご挨拶回りが始まる。
そんなものは飛行機を降りてからにしなさいっ!
そんなわけで、成田に着く頃にはすっかり寝不足で疲れ切ってしまう。
■■ 再び成田にて ■■
荷物だけ先に成田へ行ってしまった(とそのときまで思っていた)ので、ポツンと3つ、スーツケースが
保管されているのを想像していたけれど、カウンターで問い合わせてみると、なんと、
荷物はまだヒースローだという。最後の最後まで・・・トホホ
返却手続きを済ませて、税関審査もなく、手ぶらであの不透明な自動ドアを出る。
有給休暇を取って成田まで迎えに来てくれていたTAROの顔を見ると言葉も出なかった。
「いろいろありすぎて、何から話していいかわからない」
ジロさんにお土産話いっぱいできたね、というと、
「私、家に帰っても上手に話せないかも。“何言ってるのかわからない”って言われそう。」
とtosieさん。手ぶらの私たちを見て、にやりと笑うTARO、
(ははぁ、また何かやったな)と思っていたことでしょう。
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■■ 日常を離れて日本を外から見る ■■
物質の豊かさと引き替えに、人は心の豊かさや人として大事なことを失ってしまうのだろうか。
どこの国に行っても、最近そう思う。
コッツウォルズの村は、14世紀〜羊毛産業が盛んになった時に商人達が住んで栄えた。
その後、産業革命で取り残されてしまったことが幸いして、手つかずの自然にあふれた村が残る。
ナショナルトラストや住民の「あるがままの自然を大事にする気持ち」に支えられて
そこに住む動植物と人が共存しながら、昔ながらの美しい土地がそのままの姿で今もなお残る。
どこまで行っても続く草原や自由に咲き乱れる草花、豊かな土地で牛や羊や馬は草をはみ、
鳥たちは水辺や山で暮らし、木の実や虫を食べる。

コッツウォルズの朝の散歩をしていて、ふと気づいたことがある。
黒いビニールのゴミ袋、日本でも数年前まで使っていた普通の大きなポリ袋だが、
お店も家も、みな、道路脇にゴミをその袋に入れて夜のうちに出しておくようだ。
あれだけ鳥がいるのに、つつかれたりしないのだろうか?
答えはNoだ。
鳥たちは豊富な緑の中で、人の残飯などあさらなくても生きていけるのだ。
あっちもこっちも鳥がいっぱいいて、鳥キライなのに、なぜ怖くないのだろう?と自分でも
不思議だったのだけど、ロンドンの鳩はやっぱり日本の鳩と一緒で、気味悪かった。
そして、それがなぜだかわかった。
人間のせいで、本来の姿を失ってしまったイキモノは不自然だからなんだ。
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人工衛星から見た地球の写真を見たことがありますか?
コッツウォルズ地方あたりを見ると、本当にグリーンがいっぱいだ。
日本を見ると、なんてごちゃごちゃして、そして、緑がない!!と愕然とする。
我が家の周りの山々もここ数年で半分以上崩されて、家やマンションになったけれど、
その人工衛星からの地図を見ると、ちょうど横の山が崩されている時のものだった。
日本って昔、もっと美しい国だったんじゃないのかな。
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毎日分単位で暮らしている。
何時何分には家を出て、どこそこへ行って、次は何をして・・・
1日のうちで3,4カ所移動する日もあり、仕事上、家にいてもやることは山のように
あるので、純粋に休日というのは1年に数日もない。
こうして時々海外へ行って、「とりあえず仕事は何もしない。考えることを止めておく。」
日々を過ごすと帰ってきたときに、ペースを戻すのが大変な作業になる。
自分自身の生活をまず、あらためることも必要なんじゃないか?と自分サイズで考える。
今回のイギリス旅行ではそういったことを強く思う。


赤ちゃんの頃から可愛がってもらったお礼だよ
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この目で見て、耳で聞いたことはすべて自分の糧となる。
だから旅行はやめられない!さぁ、イトウ家の大旅行、次はどこへ行くことやら・・・
To be continued
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見てくださってありがとう!