スタンディングヒルヤモリ
別 名
学 名
Phelsuma standingi
分 布
マダガスカル南西部
全 長
約25cm
食 性
昆虫類、果実、花の蜜など
生息環境
乾燥地の原生林
写真提供
Gecko仮面さん

 


解説

 マダガスカル最大のヒルヤモリで、全長は最大33.5cmにも達した記録がある。成体は灰青色から灰緑の基色に褐色の細かな模様が密にはいる。幼体の色は明るく、青緑と赤の帯模様が目立つ。幼体の頭部は黄色。
 なわばり意識が強く、雄同士は激しく争う。
 原産国では減少し、保護されている。
私的見解

 ここ数年、あまり輸入がされず数は少なかったのですが、最近少しまとまった輸入があったようです。現地での野生採集ものと、欧米の繁殖個体が流通します。ただし、2003年2月にマダガスカル政府が当面の間マダガスカルの野生動物の輸出を禁止すると発表したため、今後の先行きは不明です。欧米よりの繁殖個体は問題なく輸入されるでしょう。
 原色で派手なものが多いヒルヤモリ類の中では一見地味で見栄えがしないようですが、飼い込んでいくと他種にはない独特の色彩が楽しめます。更に、幼体は非常に美しく魅力的です。繁殖させれば幼体は定期的に見ることができるので、是非ペアで飼育して繁殖を目指しましょう。十分なスペース(できれば4畳くらいの部屋に放し飼いが理想ですが)が有れば、繁殖は難しくありません。
 特に繁殖を志さない場合でも、なるべく広めのケージで飼育します。室内温室などに観葉植物を入れてレイアウトすると良いでしょう。乾燥地に生息しますが、特に乾燥に留意する必要はありません。ホットスポットはあった方がよく、ヒルヤモリですので当然ながら紫外線の出るフルスペクトルランプが必要です。温度は春先から晩秋までは常温でよいと思います。冬場は暖かい地域で有れば夜は無加温、昼間は小さなスポットを付けるという感じで低温飼育すると、繁殖の引き金となります。
 非常になわばり意識が強く、雄同士では激しい闘争を行うので複数飼育はしない方が無難です。下手すると相手が死ぬまでやるので、ストレスが溜まるどころの騒ぎじゃなくなる場合もあります。