キバラクモノスガメ
別 名
学 名
Pyxis arachnoides arachnoides
分 布
マダガスカル島南西岸
甲 長
最大15cm
食 性
草 食
生息環境
海岸に近い藪、砂丘
協力
aLiVe
※2004年撮影
解説
クモノスガメの基亜種。単にクモノスガメといった場合、本亜種のことを指すことが多い。腹甲前方に蝶番があり、亜種キタクモノス
P.a.brygooi
との区別点とされるが、キタクモノスでも蝶番がある個体や、本亜種で未発達な個体も見られるので完全な区別点とは言い難い。もう一つの亜種ミナミクモノス
P.a.oblonga
とは、腹甲に黒斑がないことではっきりと区別ができる。
生活史については不明な点が多いが、繁みの中などに潜っていることが多く、雨期になると活発に活動する。食性は果実や多肉植物で、牛糞を食べることもあるが、これは中に潜む昆虫の幼虫を食べていると考えられる。
産卵は年に数回行い、一度に1〜3卵位の数を産む。
私的見解
近年では輸入量が増え価格も安定してきまていしたが、2004年10月に行われたCITES会議において、CITEST類になることが決定しました。法案が施行される2005年1月からは、種の保存法により、登録票のない個体の売買・譲渡が禁止されます。今飼っている方は環境省への個体登録が必要です。
飼育は比較的容易です。湿気に強く、むしろある程度の湿度がないと食欲を落とすようです(カラカラにし過ぎないという意味です。誤解無きよう)。乾期には夏眠するので、乾燥高温状態が続くとその辺のスイッチが入ってしまうのかもしれません。床材に潜る性質が強いので、ふやかしたヤシガラ土などが適しています。控え目な性格で、シェルターを入れてやると落ち着きます。水入れは常設した方がよいでしょう。
寄生虫感染が多いので、購入したら獣医師に相談などして駆虫薬を飲ませ、駆虫すると良いでしょう。
餌は葉野菜の他、サボテンや果実もよく食べます。ただ、食は細いカメであり、季節によるものなのか餌食いが極端に落ちる時期があります。
小型で飼育も比較的容易なことから、繁殖を目指している方も多いですが、国内での繁殖成功例は多くありません。雄が少ないという話もありますが、偶然輸入時のバランスが偏っていただけでしょう。
※写真の個体はCITEST類決定前に流通した物です。