ヒラチズガメ
別 名
コモンマップタートル
学 名
Graptemys geographica
分 布
アメリカ合衆国(五大湖周辺からメキシコ湾岸近くまで)
最大甲長
雄 16cm
雌 27cm
食 性
昆虫類、貝類など
生息環境
河川、湖等

 


解説

 合衆国の東部に広く分布する。成体では他のチズガメより扁平。背甲後部は鋸状。腹甲に模様はない。頭部は中型で目の後ろに小さな丸い黄班がある。虹彩は褐色から赤褐色。
私的見解

 よく図鑑などで「ヒラチズガメ」として紹介されているのはほとんどがミシシッピーチズガメやその交雑種、いわゆる「グレーマップタートル」です。不思議なことに国内だけでなく海外の書籍などでも写真が間違っているものが多いです。それほど酷似しているわけではないのですが…謎です。謎と言えば、合衆国に最も広域に分布しているにもかかわらずその知名度や輸入量は極端に少なく、国内に輸入されることはおろか海外のリストに載ることも非常に希です。このあたりを含めて何か重大な取り違いがあるのではと私はにらんでいるのですが…(妄想)
 成体になるにつれ頭部はやや大きくなり厚みが出てきます。目の色が赤みがかって、かなり独特の印象を受けます。幼体は黄色みが非常に強く、テキサスチズガメの幼体にも似ていますがやはり特有の感じを受けます。本種はチズガメ類の中でも早くに分化した種のようで、他に近縁種がいません。
 飼育自体は難しくなく、水質にうるさい感じもありません。新しい水を好むので水換えはまめにした方が良いでしょう。日光浴も非常に好みます。温度は室温で有れば無加温でよいでしょう。幼体のうちは冬場のみ25度前後に保温した方が良いです。
 餌は配合飼料を食べますが、時折コオロギなど昆虫類を与えると甲の発育などに好結果が出ます。
 滅多に見かけませんが、かといって価格が高価という程でもなく、なんだか本当によく分からない種類です。コイツは(笑)。