アズキマダラオオガシラ
別 名
スポットキャットスネーク
学 名
Boiga multomaculata
分 布
中国南部、インドシナ半島、セレベス島
ジャワ島、ボルネオ島、スマトラ島など
全 長
最大 187cm
食 性
ヤモリ・トカゲ・小鳥、小哺乳類等
生息環境
森林

 

解説

 オオガシラ属の中では中型種。本属全般に言えるが、体は細くやや側偏しており、細長い。頭部は大きく目も大きい。後牙毒種であり、口の後ろ、奥歯の部分に毒牙がある。ただし、本種では毒性が特殊化している(主にトカゲを捕食する際に用いる)事や毒量が少ないことから、人間にとって脅威ではない。このような有毒無害というのは後牙毒を持つ蛇には多い。 
私的見解

 希に輸入される程度で、見かける機会は多くありません。オオガシラ類は大きな頭部に大きな目、細身の体と容貌が奇怪でかつ色彩的にも面白いものが多いため、意外とファンが多いグループです。ただし、種によっては後牙毒が人体に影響を及ぼすものもあるため、注意して自己責任の元に飼育しましょう。本種では人体に影響はまずありませんが、まあ噛まれないにこしたことはないでしょう。
 本属の例にもれず樹上性です。全長は平均1mほどですので飼育スペースには困りません。1mというとかなり大きく聞こえますが、蛇の場合とぐろを巻かずすべて伸ばした実長ですし、なおかつ本種などは特に細長い蛇であるため実見するとかなり小さく見えるでしょう60×30cmサイズのケージがあれば終生飼育可能です。温度は26から28度前後とし、風通しを良くしましょう。木や枝を組んで立体的にレイアウトします。床材は特に選びません。体がつかれる程度の水入れを常設し、朝夕には霧吹きをして湿度を高めます。
 本種はヤモリ食いの傾向が強く、ピンクマウスにはすぐに餌付くことは希です。餌用のヤモリを与え、徐々に死にたてのヤモリから冷凍ヤモリを解凍したもの、ヤモリの匂いをつけたピンクマウスへとスライドしていきましょう。もっとも、昨今では餌用の冷凍ヤモリが普及しつつあるので、冷凍ヤモリにまで餌付かせれば無理にピンクマウスを食わせずともよいかもしれません。
 本種は、属内ではおとなしいほうですがやはり触れられることを嫌います。手で持つことは避け、移動の際は枝などに絡みつかせてやりましょう。何でもかんでも触りたがるのは爬虫類を飼育する際には避けるべきことです。