ヒガンバナの種子

日本にあるヒガンバナは3倍体なので種子ができず、分球で増えると言われています。沢山生えている場所を見ていると2−30個の球根(正式には鱗茎)が固まっている場所から4−50cm離れたところにポツンとたった一つの鱗茎から葉を出しているものもあります。もしかしたら頻度は少ないけれど種子繁殖もしているのではないか・・・素人の無謀さでそう思い続けていました。

そこで10年くらい前にヒガンバナを3球持ち帰って育ててみました。数年たって庭の反対側にいきなりヒガンバナが咲いたので、やっぱり種子はできる! そう思いました。
けれどその後は毎年、花の数だけ果実の形になるくせに、大きくなるのはそのうちの1つだけ。しかもそのうちに花茎がしおれてしまってとろけるように枯れてしまいます。
果実の中を見るとやはり種子はできていませんでした。

果実   熟さない種子


2004年は猛暑の夏でした。例年だと文字通りお彼岸の頃に咲く『彼岸花』も9月6日に開花しました。そして11月3日、先端に大きな果実が付いている花茎が3本あるのに気がつきました。

大きな果実がついた茎大きな果実

大きな果実種子

1本の花茎に果実は1つ、1つの果実の中には種子が1つ入っていました。

 花茎の長さはそれぞれ 54cm、56.7cm、60.5cm
 種子の大きさは7×8mm、6×6.5mm、5×6mm

今年は日本のあちらこちらで、ヒガンバナの種子が見つかっているようです。私も自宅のほかに近くの緑地でも3個見つけました。

次は種子の発芽能力が問題です。小さな鉢に1粒ずつ蒔いてみました。結果が分かるのは来春以降になりそうです。

2005年4月16日 ヒガンバナの種子が芽を出し始めました!

種子の発芽の様子はヒガンバナの発芽をご覧ください。

(2004.11.6)