スンジンとバスに乗りオスピタレ・デ・オルビゴまでゆく。手前の村で降りる予定だったが見た感じが国道沿線の味気ないところ。隣に座っていたスペイン人のおじさんが次の町にしたほうが良い、というので運転手さんも切符はこのままでよいと和気あいあいのバスの旅。着いたところは中世の石橋のかかった観光バスも着ているような美しい町だった。大きな河があった。
宿も内装を改築したらしい居心地の良い家だった。洗濯も久しぶりに大きい物を洗って干せた。キッチンが付いていたので料理をすることにした。お昼はスンジンの持っていた辛ラーメン。スーパーがあったので夜は私がサフランご飯とムール貝、チョリソーと野菜の炒め物をつくった。イタリア人とかスペイン人の女の人たちががそれは何だ、どうやって作るのかと見学に来た。
食後にスンジンがオカリナを吹いてくれた。音楽好きのフランスのお兄さんがスンジンを気に入ったようだった。ベッドに入ってからも小声で彼女を口説いているのが聞こえていた。彼女は乗り気でなかったようだ。
朝まだ暗いうちに私は一人で出発した。スンジンと一緒には歩けない、スピードが違うから。又どこかで会えるだろう、必要なら。別れの挨拶をちゃんとしてくればよかったと後悔はした。
やっとたどり着いたアストルガは丘の上。ガウディの建物がある。司教館にするために建てはじめられたものだが彼の先鋭さは受け入れがたく もめて最終的には他の人が仕上げたとか。今はミュージアムとなっているが中途半端さもそのままガウディ作品として感動しているミーハーな私。
ガウディという名のホテルがあった。カフェに入った。なんとなくガウディっぽい窓枠とかインテリアとかだった。
英語もほとんど話せない韓国のおじさん、こないだレオンで同じテーブルでご飯を食べた人で、挨拶して一緒のテーブルに座ったはいいが話がうまく続かない。カフェを持っていて神戸からコーヒーを買っていることまで分かったけど私の英語レベルでは片言の人と話すのは無理だ。韓国で熟睡していたはずの息子さんを呼び出して通訳を頼んだけど余計分からなくなった。
しかし彼の勇気には感心してしまった。これで一人で歩いているのだ。
アルベルゲは大きかった。屋根裏部屋まで上がったら広くて二段ベッドでなかったので隅っこに落ち着いた。イタリア語がにぎやか。オーストリーの自宅から歩いてきたというおじさんが隣のベッドだった。昨日も同じ宿だったらしい。