セラミック管について

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新しい?GE製小型セラミック管いろいろ

GE製基板直接取り付け用セラミック管いろいろ

セラミック管用ソケット(左7077用、右8506用)

 

 今でも現役で用いられている送信管の多くはセラミック管ですが、セラミック受信管は軍事、宇宙関連で開発され、高性能であるが高価で用途が超高周波に限られていたことなどから、その開発史、品種、特徴などは余り知られていない様です。しかし、真空管の究極の姿の一端を示す贅肉を削りきったシンプルさは魅力です。

 真空管が発展し、広く用いられるようになったのは、ガラスとマイカがあったからですが、開発の最後に残った問題は、その2つの材料によるものと言っても過言ではなく、耐熱性、脱ガスが困難、機械的な弱さ、寸法精度が十分得られないことなどが早くから問題となり、金属やセラミックの使用が検討されていました。しかし、セラミックは加工が難しく、ガラスや金属との真空気密接着が困難なこと、金属同様不透明であるため内部の検査がやりにくいこと、価格が高いことなどからその開発は遅れていました。一方、真空容器以外では比較的早くから、絶縁体として使われている。227 WE-262A など、傍熱管のヒーター、カソード間の絶縁物として、また電極の支持絶縁物として用いられ、大型ナス管のWE-252A、WE-271A、ST管時代の東芝6A3B(タイデンタイト)、RTE406N、Siemens Ed、Da、E2d、GT管のBendix社のハイグレードシリーズ(6384、7408、6080WBなど)、MT管のTUNG-SOL6094、Philips/松下 のPL81/21A6 など例は多数あります。

 ここで本題のガラス容器の替わりの外囲器としての使用ですが、1930年代のはじめにベルリンにあったOsram社の研究所でセラミック−ガラス管の研究が報告されています。ステム部の電解を防ぎ高温での使用を可能するため、セラミック−ガラスの真空気密接着技術開発によりステム部をセラミック化しましたが引き出し線の封着部はガラスです。さらに同様な手法で高周波用の小型管(RV12P2000など) のセラミック−ガラス管化が検討されたようです。次の段階として金属−セラミックの封着が研究されました。1930年代の中頃、Telefunken,Siemene & Halske,AEG の3社で開発が進められ、通称Telefunken法と呼ばれるモリブデン金属化法が開発されました。詳細は戦時中のためよく分かりません。その技術を用い、電波兵器用として当時としては非常に斬新な同軸構造の板極管を設計し、終戦までにかなりの数を作った様です。    次回に続く

   戦後作られた旧ドイツ軍用セラミック3極管の相当管(旧東ドイツ及び旧ソ連製)

 

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平成10年3月1日  ペ−ジ制作:が−