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5月の真空管
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その壱 RD12Tf
ドイツで第二次世界大戦末期に開発された超短波パルス出力三極管です。FuG200型対空レーダーに用いられ53.6cmの波長で50kW、1.5μsのパルスを発生していました。


Eh : 12.6V, Ih : 0.6A, Ep : 10000Vpk, Ip : 5Apk, Pp : 75W,
Ep : 400V, Ip : 100mA, S : 16mA/V, D : 2%, fmax : 750MHz(λ≧40cm), 高さ : 85mm.
RD12Tfと言う名称はドイツの国防軍真空管(Wehrmachtrohren)の形式でRは単なる真空管の意味のrohrenではなく陸軍用真空管(Heeresrohren)を意味しています。次のDは超短波用(λ≦1m, Dezimeter-rohren)、12はヒーター電圧:12V、Tは三極管(Triode)、fは管種を示しています。メーカーはロレンツ(Lorenz)です。外形は独特で他に同一な物はありません。頭部には交換が容易な様に引き手が付いています。ベース接続は、13ピンの直接引き出しの独特な物で、超短波用のためプレートが6本、グリッドが3本、カソードが2本パラに出してあります。内部構造は他の戦時中のドイツの超短波三極管と同様に独特で電極は横向きに配置し、プレートの一部を欠きグリッドを板で引き出しています。米国の316Aや703Aに似ていますが傍熱型です。この構造はヨーロッパの方が先で、元祖は英国の”Cosmos-Met-Vick”のShort-Path AC管でしょうか?
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平成9年5月吉日 ペ−ジ制作:が−