阿蘇

秋雨前線 (H15.8.11)
州がメインである今回の大旅行。中でも阿蘇はメイン中のメインなのだ。ツマは過去に単身で訪れたことがあるらしく、巨大なカルデラのステキさはかねがね耳にしていた。いやあ、これはビッグだこと。

緩やかな稜線が美しい米塚。ほとんど木の生えていない、草地だけのなだらかな丘陵は独特の景観を持っている。どっか見たことがあるなーと思ったら、礼文島のそれによく似ていた。もちろんスケールの違いはあるのだろうけどね。


写真はイメージです。

豊かに広がる牧草地の、もと火口であった草千里ケ浜。とにかく広い!放牧馬たちがのどかに草を食んでいる姿が見える。

 

ゆっくりと見たかったけれど、いつの間にか陽が落ちかかっていた。観光は明日にまわして、さっさと本日の宿泊地であるキャンプ場に向かうことにした。おっと、ドライブインで熊本名物「いきなり団子」を買っとかなきゃ。

 
もちもちした皮の中にサツマイモがごろっ。

阿蘇坊中キャンプ場、ショバ代930円。練習の甲斐あって、平坦な場所にうまいことテントを張ることができた。でもさっき場長さんが気になることを言ってたんだよなあ。「前線がやってきてますね」。雲の様子がにわかにどんよりとして来た。


えっ…。

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山のふもとにあるファミリーマートと酒屋で物資を買いこんで、テント内で乾杯だ。電池式蚊取り「アースおそとでノーマット携帯用」を準備したし、天井からS字フックで懐中電灯をぶら下げて雰囲気もばっちり、と思っていたのだけれど…。

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降ってきたっ。しかも次第に強く。テントに当たる雨音が激しい。寝ちゃえと思うのだけど、目を閉じたところでざあざあ降り続ける雨の音に悩まされ通し。しかも入り口とフライシートをファスナーで閉め外界の空気を遮断してしまうと、えらくテント内部が蒸し暑くなる。たまらず顔だけでも外に出す。おお涼しい。ぎゃー、床がぬれてると思ったら雨漏りしてるー!上からポタリ、地面からも何だかしみてるみたいだし!タオルケットで吸水して、それ、応急処置だ!それに考えてみたらこのテントに3人はちょっと狭いかもー!

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テントとの闘い、自然との闘いは明け方まで続いた。


あくる日、雨はやんだものの、深い霧に山全体が包まれていた。ここはひとまず阿蘇を脱出して、大分に移動だ。


走行中、霧の中から突然牛が!あぶねえ!

憧れだったやまなみハイウェイは残念ながら朝のうちかなりガスっていた。

キャンプ場から14kmくらいは移動したとは思うんだけど…おやまあ!われわれはまだ外輪山あたりを走っていたのだった!想像を絶する巨大カルデラよ、阿蘇。まるでお釈迦様の手から逃げ切れない孫悟空のような気分を味わわせてもらった。

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