「遥かなる安東(アントン)」作曲:高橋秋正 マリオ 編曲:安藤 淳 時代は今から約700年ほど昔、奥州は津軽十三湊(トサミナト)。 中央の政府は東北を次第に侵略し、敗れた武者達が北へ北へと津軽へ落ち延びて来た。平泉残党、大河兼任のー族、源義経のー族、平氏一族、北条氏一族、南朝宮方武者などなど多数である。それにつれ津軽大里の人口は爆発的に増え、東北最大の都、十三湊は人口20万と膨れ上がった。
この地の支配者、日本海の覇者、安倍・安東(藤)一族は巨大な水軍を有し大陸と大々的に交易をしていた。文治元年(1187年)
朝鮮と中国の国境に安東城を築き市場を開き、ここへ1600名以上の人々を津軽から移住させた。
町は栄え人々は幸せに暮らしていた。しかし大陸の北ではジンギスカンが次第に勢力を延ばし、ついにこの安東城に攻めて来た。ジンギスカンの軍隊はあまりに強烈で、必死の抵抗もむなしく、弘安四年(1281年)、この津軽の人々が開いた安東の町は落ちてしまった。この安東城主の姫、春蘭は安東船に助けられ津軽十三湊に落ちてきた。
夏の夜、日本海からそよぐ潮風に、思い出すのは遥かなる故郷、安東のことばかり。
月琴を爪弾き歌う望郷の歌、「遥かなる安東(アントン)」。
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