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寒くなったといっても、ここ六浦周辺は暖かいので12月が紅葉の季節。
六浦から朝比奈峠を越えるか、鎌倉時代の塩の道といわれる朝比奈切り通しをぬけると鎌倉の十二社ジュウニソウ。
六浦は以外と鎌倉に近いところ。少し時間のできた12月13日、北鎌倉へ。駅の周辺は紅葉の盛り。
平日で人の少ない道を、行きつ戻りつ紅葉狩り。気が付けば亀ヶ谷カメガヤツから鎌倉へ、八幡宮の脇を通り子袋坂から北鎌倉と一巡り。
西に傾く太陽の光に輝く紅葉、日の光を透かして見る、谷戸の斜面の赤く、黄色く色づいた葉、いつの間にか、あたりは薄暗くなっていた。庭はそれに比べると色が少なく寂しいのですが、季節の香りを追ってみよう。 「かぎろい」。夜明け前の地平線が、うっすらと色づく様をこのようにいうとか。
寒さが増すとともに、日の出が遅くなり一日の初めの、こんな姿を見ることが
出来ました。
「ヒンガシノ ノニ カギロイノ タツ ミエテ
カエリ ミスレバ ツキ カタブキヌ」
こんな歌が思い出されます。
クロモジ。黄色い葉が一段と鮮やかです。春にはまた柔らかい薄緑の葉を
一番に開いてくれるでしょう。
ニシキギ。真っ赤に色づく葉も、ここではこの位。それでも庭に暖かみを添
えてくれます。
スイセン。食べることもできないスイセンを、縄文時代か弥生の人が中国
大陸から持ってきたと、信じることができますか。美しい物を身近に置きた
いという心を、人は初めから持っていたことを。
コナラ。もうすぐ葉を落とすころです。鮮やかさは無くても、日溜まりのぬく
もりを伝えてくれる色です。根本にはいつの間にか生えてきたマンリョウが、
今年はたっぷりの実を付けています。山も豊かに実っているのか、ヒヨドリ
の数が減ってしまったのか、食べられることもなく、庭の要をつとめています。
すみの方では、暖かい所からヒメユズリハの根土に紛れてきたクマタケラン
が、すっかり庭になじんで色の少ない庭に色を添えています。