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ところで、季節ごとの舞台となったヤマボウシ、今は静かに茜色のライトを 浴びています。後、風が2度3度吹き抜けていくと、すべての葉が空に舞っ て行くでしょう。枝先には小さな芽と蕾が眠っています。暖かい春の光を夢 見ながら。
シロヨメナの真っ白な花。光を求めてこんな所に来て咲いています。
ヒヨドリジョウゴの透き通るような橙色の実。この間まで翡翠のような緑色の 実を風に揺らしていたのに。いつの間にか秋の色に衣替え。でも安心はでき ません。名前の通り、ヒヨドリの大好物。あっと言う間にヒヨドリのお腹に収ま ってしましいます。もっともこのヒヨドリジョウゴもそうやって運ばれてきたので、 またどこかの庭か山でひっそりと芽を出すことでしょう。もし庭で見つけたらか わいがってやってください。
日の当たる壁でクロコノマチョウが体を温めていました。ちょっと変わった 形のジャノメチョウの仲間です。よく見ると前羽と後羽に小さな角、それも 外側に反り返っています。この庭に来るジャノメチョウの中では一番大き な種類。この庭にあるススキで育ったとは思えないので、お客様なので しょう。でも、体が温まったのかいつの間にかいなくなっていました。冬を 越すいい場所が見つかると良いのですが。
季節はずれの暖かい雨の降った日、大きなミスジマイマイがウグイスカグラ の木を登っていました。今年最後の食事中かもしれません。もう冬眠の時期 ですから。
段々と庭が寂しくなっていきますが、それを埋め合わせるように、 鳥達の訪れが増えてきます。夏の間はほとんどキジバトとスズメでしたが、 メジロが加わりヒヨドリやシジュウカラも見かけるようになりました。
シジュウカラ写真左隅のツバキは「秋一番」