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奇跡を体験

18.待ちに待った退院  7月31日、予定より一ヶ月早く、見事、片手T杖で歩いて退院出来た!!!。 2週間前からエスカレータに乗り降りする練習をしたが、下りのエスカレータに乗る時の恐怖感は 何時までも残った。 自宅での自主トレの為に、PT,OTのセラピストさんから、トレーニング・メニューを書いて貰う。 PTは、約15項目、2時間程度で、OTは6項目、30分程のメニューであるが、暑い盛りに空調の 無い自宅では、結構大変であった。   天気の良い時は、近くの団地をロブスト杖で歩き始めた。 最初は1時間が限度であったが、徐々に距離を伸ばし、2週間ほどで、T杖で3時間の歩行が 出来るようになった。  もっとも、全身汗みどろで、汗がぽたぽたと歩道に落ちるような状態で、最後は這うように して家に辿りついた。   毎日、足腰が痛み、湿布を欠かせなかった。 それでも歩いていると、小学校の生徒からお年寄りまで行き逢う人の殆どが、「こんにちは」と 声を掛けてくれた。   健康な時には、見知らぬ人から声を掛けられるという経験は無く、最初はビックリしたが、 嬉しいもので自分からも挨拶出来るようになった。 最初は3時間で18000歩掛かった道のりが、今では2時間弱、約12000歩で歩け、そんなにバテなく なったが、逆に最近は行き逢う人が、声を掛けてくれなくなったのが寂しい。 行動半径が広がって真っ先に、近くのスーパーに行きエスカレータで乗降の訓練を繰返し、下りの エスカレータに乗る時の恐怖をようやく克服出来た。 次に、本屋と図書館に行き、トレーニングやストレッチの本を漁るように読み、要点をパソコンに 打ち込み、今までのメニューと合わせてトレーニングメニューを更新していった。 しかし、今では、メニューが多すぎて(約200項目)とてもこなせず、適当に身体が要求するものを する事にしている。 毎月、横浜市大のリハビリテーション科と泌尿器科に通院して状況を報告し、お薬を戴く事に なっている。   まだ、全身に痺れと麻痺が残り、腸と腎臓の機能が不十分ではあるが、時間を掛ければ普通の事は 自分で処理でき、杖無しでの歩行も手の届くところに来た。 これ以上を望むのは、欲張りと言うものであろう。 でも、私はもう一度、仕事をしたい。    出来るなら、もう一度ゴルフも・・・。 神様、欲張りなお祈りをする私をお許し下さい。 
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