| お気に入り作品〜私的ベスト13 |
| 今まで鑑賞した作品の中からお気に入りの作品を選んでみました。 当初、ベスト10を抽出していたのですがどうしてもはずせないのでベスト13になってしまいました; もちろん、他にも多数優れた作品がありますがあえて選んでみました。 「DVDで発売してほしいアンケート」があったら、ここから選ぶでしょう。ここから絞り込むのは至難だ! |
| 第13位 | ||||||||||||||||||||
| #198〜パレットナイフの殺人〜 | ||||||||||||||||||||
| オープニングでまず「ん!なにが起きるんだ?」と期待を抱かせ、テンポの良いストーリー展開が 優れていて好きである。 犯人は誰?を推理させながらヒントが出てきて謎解きも楽しめる。 秀逸なのは画家の設定である。 人間像がとても特殊で池田雄一氏って凄い!と思える。 もちろんそれを演じ切って魅せてくれた西田健も凄い。だから今でもTV等で活躍しているのだろう。 ストーリーが終わるとなんとも言えない余韻が残ってエンディング・・・Gメンらしさを味わえる作品だとつくづく思う。 |
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| 第12位 | ||||||||||||||||||||
| #80〜暗闇の密室殺人〜 | ||||||||||||||||||||
| #198と同様、事件の謎解きが楽しめる作品。リアリティーのある動機、犯行手段が印象に残っている。 この謎解きをする津坂刑事+所轄刑事(鬼瓦刑事!すごいネーミングだ)たちの人間描写が本作品の見所でもある。 個性のある刑事たちが自分勝手な言動を発するあたりはリアルで面白い。 脚本的には「重い最後」でとても好きである。いかにもGメンって感じである。 余談だが以後のGメンレギュラー刑事入りする役者の選抜試験的なものもあったらしく「若林豪」は晴れてレギュラー入り、 横光氏は特捜へ・・・こういう視点で観るのもまた一興かもしれない。 |
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| 第11位 | ||||||||||||||||||||
| #47〜終バスの女子高校生殺人事件〜 | ||||||||||||||||||||
| 響刑事主役の話ですぐに思い浮かぶのが本作品。これもまた事件の推理過程が見所。 珍しく黒木警視を含むGメンたちが事件を推理するために再現するシーンもあって興味深い。 響刑事の最初から最後までの心理描写が面白い。 最後のコマ劇場前のシーンがこの話の肝要な部分で、初めて見たときは「サプライズ」だった。 2回目以降もわかっているけど楽しめるので傑作なのだろう。 |
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| 第10位 | ||||||||||||||||||||
| #17〜死刑実験室〜 | ||||||||||||||||||||
| 草野刑事活躍と言えば普通は「香港カラテシリーズ」に相違ないが、私はこれ。 谷村昌彦氏演じる半田との持久戦は実に面白い。草野の仕掛けから時間が迫ってくるまでの焦り、 半田の態度の変化などが好きである。タイムリミットの緊張感が手に汗握る面白さでたまらない。 |
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| 第9位 | ||||||||||||||||||||
| #4〜殺し屋刑事〜 | ||||||||||||||||||||
| 名作である。 まずは脚本がすばらしい。都会へ夢をもって出てきたカップルと妻と子という夢を消されたデカ。 そこへ過激派という容赦の無い悪が彼らの「夢」を打ち砕く・・・この対照の描き方がすばらしい。 そこへきてさらに「クレバヤシ刑事」の設定という悲劇の鬼刑事が登場し、作品の厚みがさらに増す。 鬼刑事の悲しみ、怒り、そして関屋に見せた人間味のある微笑み。 次に鷹森立一監督の映像美。 喫茶店の「洋風の美」と桜田門の「和風の美」のコントラストが美しい。 鳩のシーンも素敵だが、クレバヤシ刑事の「死」と手前に映る「花」とのシーン・・・見事である。 それを画面に映し込む下村和夫キャメラマンのカメラワークの凄さ。ストーリー開始頃のシーンの テンポの良い移り変わりの映像、静と動のメリハリのある映し方。見ごたえ十分。 ズーミングの凄さが光っている。 毎回違う発見がある作品であり、名作と言えるだろう。 |
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| 第8位 | ||||||||||||||||||||
| #16〜Gメン皆殺しの予告〜 | ||||||||||||||||||||
| とにかく深作欣二監督である。 色の表現が凄い。 血、夕日、銀行の広告、中華料理屋の「赤」。 響刑事の「白いスカート」。そしてフィルムで撮った薄暗い「黒」。 この三色で作品のイメージがしっくりくる。一度観たらこの色が強烈な印象となって鮮明に残る。 こういう撮り方は深作欣二監督の得意とする所なのではないだろうか。この作品を観ていると あの有名な「仁義なき戦い」が脳裏に蘇ってくる。 不幸な男の末路がたまらなくやり切れない。まともに進もうとしている人間を様々な邪魔者:社会の悪が それを阻止する。Gメンのテーマでもある。そこが鋭く描かれていて実に面白い。 深作欣二監督が社会に対するメッセージを不幸な男という役柄に託したのだろう。 監督、脚本、撮影、出演者、他のスタッフの「プロ」の手によって創り出されたものだとつくづく思う。 響刑事に耳を傾けない黒木警視たちのコミカルな場面もあって作品の緊迫感の 合間に一呼吸あって心地よい。 数年前に出演者から聞いた話によると本作品の撮影カット数が他の作品の数倍あったそうだ。 いかに監督の想いが「熱い」のかがよくわかる。よく47分で収まったものである。 下村和夫カメラマンも響刑事の顔色が悪すぎて「画」にならないと言わせるほど大変な撮影だったらしい。 Gメン75深作欣二監督の作品で一番好きな作品である。正に傑作である。 |
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| 第7位 | ||||||||||||||||||||
| #13〜バスストップ〜 | ||||||||||||||||||||
| まずはタイトル。「停留所」、「バス停」などではないところからしてセンスの良さが光る。 現在では横文字はありふれているが、75年当時にしてはハイセンスではないだろうか。 印象的なのが「暑い太陽の日差しとひまわり」。響刑事と潜入捜査官。 この「アツイ」対比の描かれ方が素敵。自然の描写と二人の心理描写が見事。 本作品ではこういった描写において鷹森立一監督の味がいかんなくなく発揮されている。 哀しい過去を背負った潜入捜査官。だが、警視庁トップからは過激派に染まったとみなされ射殺 命令まで出る。だがGメンたちは救出を試みる。 世間体を気にする警察の上部組織と人間らしさをもつGメンの対比が面白い。 感情を押し殺した潜入捜査官:鷲見。そこへひまわりのような響刑事との出会い。 鷲見の乾ききった心に潤いが染み渡る心情の表現が素晴らしい。 高久進氏の脚本も完成度が高い。それを演じる出演者たちも錚々たるメンバーであり 作品自体ハイクオリティーになっている。 |
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| 第6位 | ||||||||||||||||||||
| #32〜死んだはずの女〜 | ||||||||||||||||||||
| Gメン75において小西通雄監督の作品の中で一番好きなのが本作品である。 Gメンの中でも群を抜く面白さ。終わった後のやりきれなさ、脱力感・・・。 Gメンの良い作品で味わえる感覚である。本作品では間違いなく味わえる。 哀しい二人の物語。最後の最後まで救われない展開。 これぞGメンの終わり方だと思っている。 ”刑事”と”人間”で揺れる関屋警部補の心情表現も見ごたえあり。 多田俊次と三村朋子が一度は経験した「死」。そこからささやかな幸せを作り上げた時に現れた 関屋。このプロットが秀逸。三村朋子のセリフ、表情どれをとってもグッとくる。 「どうしてそっとしておいてくれないの?」(これ!)。 このセリフである。 流石の関屋も揺れる。視聴者も引き込まれる。 池田雄一氏の脚本、絶品である。 川口晶さんの名演技あっての「死んだはずの女」。彼女にしかできない役。 あの笑顔とおどおどした表情、そして哀しみに暮れる目。 何度観ても楽しめる作品である。 |
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| 第5位 | ||||||||||||||||||||
| #222〜大暴走!バスジャック〜 #223〜バスジャック対四人の狙撃者〜 |
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| 他のコーナーで詳細に記述した通り、お気に入りの作品である。 とにかくジョニ−大倉+沢田勝美の名コンビが好きなのである。 脇役も大活躍である。 序盤の警官(小鹿番)の死に様!あの折れ曲がった首にずり落ちた眼鏡!面白い表情が楽しめる。 元暴走族のアンちゃんもあんなに青い北川せいじに嵌められして、情けないところが面白い。 津川警部補の看護婦に扮するシーンも「目つきの鋭さ」にばれないかとドキドキしたりする。 あんなに目つきの鋭い看護婦はいません。 終始伝達役兼解決へのキーとなる沢井桃子演じる彼女の活躍も惹きつけられる。 また、黒木と結城の話し合いのシーンもなかなか面白い。あの結城が黒木に説得されるのである。 そして立花である。 素手にフィルム一枚で極悪のバスジャック犯に向かっていくその様はまさに鬼刑事。 北川せいじを煽る文句も一流。そして解決したのは沢井演じる彼女だと言うその紳士的な態度は かっこよすぎ。 出演者の表現ひとつひとつが見るたびに発見がある作品。実に楽しい作品である。 とにかく私にとって名作なのである。 |
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| 第4位 | ||||||||||||||||||||
| #300〜盗まれた女たち〜 #301〜盗まれた女たちPART2〜 |
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| 構成が面白い。 銀行強盗と社長誘拐事件が同時に発生、また二つの事件が関係しているという特殊な状況が面白い。 ストーリーの展開はあまりテンポはよくないのだが、どう展開していくのかが期待を抱かせる。 小林稔侍演じる銀行強盗がとにかく好きである。 あの抑揚ある不思議なイントネーションの口調が凄い!これがなかったらこの話は4位につけなかった だろう。それほどインパクトが強烈なのである。 同情の余地なしの凶悪さだが、もう一方の西田健演じる誘拐犯。これが対照的で非常にクール。 話の厚みが増して面白い。こちらは同情の余地ありのいかにもGメンらしい背景に心が揺れる。 最後の両者の結末がなんともいえない。飛行機を見つめるシーンは本当にたまらなくなる。 人生なかなか思い通りにいかない・・・。そういう事が伝わってくるのである。 だから何度観てもおもしろいのである。 |
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| 第3位 | ||||||||||||||||||||
| #285〜満月の夜 女の血を吸う男〜 | ||||||||||||||||||||
| 蟹江敬三である。 黒谷町をシリーズにできたのも本作品が秀逸だからであろう。 蟹江敬三演じる望月源治。このキャラクター設定が強烈。演じる蟹江敬三も強烈なのである。 手斧を片手に黒谷町を跋扈する源治。他人への思いやりゼロの彼。自分が中心。 自己中心的ではなく、自己中心。利用できるものはなんでも利用する、邪魔者は殺害する・・・。 とにかく凄いやつなのである。これだけワルだと却って魅力を感じるのである。 そういう訳で本作品は大好きなのである。 源治を他の役者が演じたら成り立たない作品であることは間違いない。 |
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| 第2位 | ||||||||||||||||||||
| #281〜夜歩く魔物の花嫁〜 | ||||||||||||||||||||
| 粟津號演じる「とらお」。お気に入りのキャラクターである。 ハンドルネームもこれからとった。それほど好きである。 まずこういうタイプの犯罪者はGメン史上皆無であったであろう。 勝手気ままな子供のようなヤツ。暗闇で柿を食うシーンは強烈で、これに被せてサブタイトルが 出た時にはもの凄い視覚的インパクトがあった。 面構えも面白いし、犯罪の動機も単純で笑える。 きっと彼をこう捉える視聴者はほとんどいないだろう。 蓼食う虫も好き好き、そういう事である。 私にとって第2位なのである。 |
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| 第1位 | ||||||||||||||||||||
| #218〜梟の森みな殺しの夜〜 | ||||||||||||||||||||
| 他のコーナーで十分語りつくした本作品が第1位である。 これもとにかく蟹江敬三である。彼が演じなかったら成り立たない話である。 個性豊かな犯罪者が好きな私にとってこれほど凄いキャラクターを他に知らない。 もちろんこれはGメンに限った話である(特捜では全くタイプの異なる強烈な犯罪者が いる「#94の西田健演じる犯罪者」など)。 どのシーンが一番好きか?と聞かれれば少し迷うが、やはりあの飲み屋でのシーンだろう。 「タダっていうのか!」 最高である。あの頃から蟹江敬三、一流であった証である。 最近は一流になると警察側を演じることが多くなるのだろう。 あの頃のようにもう一度、凶悪な役を演じて魅了してほしいと思うのは私だけではないはず。 |
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