金沢区に来るカモ達
冬が近づいてくると、シベリアなど北の国からカモ達が渡ってきます。北の国では水辺が凍ってしまって餌が採れなくなるからだそうです。カモも他の多くの鳥たちと同じように、オスの方がきれいな色をしています。これは番になる相手を選ぶのがメスだからだそうです。自分がいかに強く、美しいかを知ってもらうために、そして違う種類のカモとの混血を防ぐためにオスたちは種類毎に違う羽の色になるそうです。卵を抱いて子育てをするメスはなるべく目立たない方が安全なので地味な色をしています。ところが、オスの方も番になる時期以外は派手な色をしている必要がないのでメスと同じ様な地味な色になっています。北の国から渡ってきたばかりのオスはまだ地味な色をしていてどの種類なのかなかなか区別がつきません。こういう状態をエクリプスと言います。日蝕とか、月蝕とかの「蝕」を意味する言葉だそうです。日本にやってきてしばらくたつとオスは少しずつ色を変えていってそれぞれが美しい色に変わります。そして、オスはメスを囲んで、自分の美しい羽の色を見せつけたり、さまざまなディスプレイをするようになります。そんな場面に出会う度に私は日本に生まれて良かったなーと思います。
ここでは金沢区に来るカモ達のごく一分をご紹介します。

ヒドリガモ
目が大きくいたずらっ子のようなかわいさを感じさせます。海苔などの海草が大好きなのでご迷惑を掛けることもあるようです。クローバーなどの草も食べます。時々、顔に緑の部分が多い個体も見かけます。

オナガガモ
ほっそりとしたおとなしい感じのカモです。他のカモに較べると尾が長いのでこの名がつきました。首の脇の模様がしゃれています。

オカヨシガモ
一見すると地味な鳥ですが、味のある色をしています。左の写真はつがいですがまだオスがエクリプスのためよく似ています。右の写真は繁殖色になったオスです。

ヨシガモ
オスはナポレオンの帽子みたいな頭をしている美しいカモです。この鳥はメスが平潟湾に現れるようになってから3年目の冬にやっとオスも来るようになりました。オスがメスを探しているって本当だなーとつくづく思いました。

ホオジロガモ
おむすびみたいな三角頭をしたカモです。この鳥はメスの色をしていますが、時々右の写真の様なポーズをするのでもしかしたら若いオスなのかなー? と思ったりしています。

冬は寒いし、水辺は特に寒いのですが気合いを入れて見に行けば私達の身近にも、たくさんの種類のカモ達が来ています。カモの他にもカモメの仲間も沢山来ます。野島公園・海の公園・長浜公園など冬の鳥たちを見るポイントが金沢区にはたくさんあって、楽しいです。



金沢区で見られるカモ達

オシドリ(少) マガモ カルガモ ヨシガモ オカヨシガモ ヒドリガモ アメリカヒドリ(少)オナガガモ ハジビロガモ ホシハジロ キンクロハジロ スズガモ シノリガモ(少)ホオジロガモ(少) ミコアイサ(少) ウミアイサ(少)

1998年10月末から11月はじめにかけて海の公園にシノリガモが1羽泳いでいました。今は、どこにいるのでしょう・・・

 

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