平成24年 初 釜 


小雪混じりの朝を迎えた1月14日。
恒例の社中 初釜を行いました。

参集時刻の11時頃には 天候は肌寒くはありましたが 曇になっておりました。
寄り付きとなっている 北辰軒玄関では記帳の後 汲み出しの桜湯を準備。
社中一同を前にして 賀詞の交換を行います。
床には愈好斎筆 干支の絵賛。

一度散会し 点心席・本席それぞれで 最終的な準備を皆さんのお力を借りて仕上げます。
例年と同じ作業な為 古い方々が毎年 新しい方々に説明して下さるので 準備は順調にすすみます。

12時 点心開始。
床は狩野探令筆の大物。円窓の中に鶴亀松竹梅が描かれた物で毎年恒例のお軸です。
今年の床には丸三宝に長熨斗と熨斗押を飾りました。

一同は 「おめでとうございます」の発声で乾杯の後 お弁当に箸がつけられます。
テーブル毎に それぞれ一献がすすみ その後 前日 仕込んだお椀用の出汁や椀種などをお椀に盛りつけられた物が運ばれます。
13時頃を目途に 毎年恒例のとらや製 若菜餅が縁高に盛られ 運び出され 正客の「お相伴を」の声を合図に一同 いただきます。

13時30分 銅鑼の音を合図に いよいよ本席へお席入です。

床は愈好斎筆 一行「一花開天下春」。
香合は直斎箱極めのある相馬焼の角香合。
花入は青竹の尺八に紅白絞りの椿と水仙、蝋梅を入れました。

昨年おきた 東日本大震災によって 未だ復旧・復興も道半ばな為 想いは福島相馬を意識し 軸も震災からの立ち直りを願って用いました。 

点前座は 竹台子に京焼の扇面流の図。
点前道具は ほぼ毎年恒例の瀬戸茶入は毎年恒例の銘 波枕や左入造で直斎箱の黒茶碗などなど。

今年は24名の参加だったので薄茶は2グループに分かれて行い その後は一同で後片付けをし16時前ころより 点心席を使い 社中の懇親会へと移行。
途中 数名の方々は退出されましたが 約半数が18時のお開きまで居残って下さり 賑々しく懇親会を行う事ができました。


平成24年 初 釜

平成24年1月14日

玄 関 床
床   愈好斎筆 干支絵賛 

 
点心席(直会殿)

床  狩野探令筆 松竹梅鶴亀の図
       丸三方に熨斗飾り
       青竹花入に結び柳・白玉・藪椿を入れて
 脇   手付竹花入に松、水仙、紅白梅、藪椿 他

本  席(北辰軒)

床   愈好斎筆一行 花開天下春
香合   直斎在判  相馬焼四方
書院   梅月紋硯 
 脇    毛氈に箱書き各種
花入   青竹尺八
 花    紅白絞椿 水仙 蝋梅
釜    尻張                 古浄味造
水指   皆具の内 扇面流 
 先    不徹斎好 起風
 棚    竹台子
 縁    真塗
茶入   瀬戸ねじ抜き 銘波枕
 袋    一重蔓牡丹唐草
茶碗   茶碗  一入黒 直斎銘 大茶碗
 替    御本半使 不徹斎箱 銘八重垣
 替    紙屋写           九代 長左衛門造
茶杓   愈好斎作 銘 神垣 共筒
 蓋置   皆具の内
 建水   皆具の内 
御茶   巌の昔              柳桜園茶舗詰
菓子   若菜餅               とらや調整
  器   縁高重                萬象造

茶器   不徹斎好 春の野中棗        考煙造
茶碗    祥瑞写                 真葛造
 替    日の出              小峠丹山造
茶    常磐の昔               柳桜園詰
菓子   松かげ                松華堂製
干支飴 干支煎餅                名月製

 器    亀甲真塗内金泊張  
      一啜斎好松葉盆 愈好斎箱       漆仙造

以上


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